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"Drunken Pooh Martini"

3.0 cl - Gummy Bear (HRIBO GOLDBAREN) Infused Vodka (Smirnoff Black)
1.5 cl - Apple Liqueur (Massenez Liqueur de Pomme Verte)
1.5 cl - Honey (Leatherwood Honey) Syrup
1.0 cl - Fresh Lemon Juice
1 tsp - Lavender Syrup (Monin Lavande Syrup)

*Cinnamon Powder & Gummy Bear.



カラフル!しばらく漬けておくと成長して一回り大きくなります。




アーティフィシャル感ばっちりの一杯。
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バーテンダー100人に聞きました(聞いてないけど)。

「シンガポールスリングのベースのジンはなんですか?」

「ビーフィーター。」

おそらく90人以上のバーテンダーがこう答えるでしょう。

なんでって、シンガポールスリングが誕生したバー、ラッフルズホテルのロングバーのレシピにそうあるからなわけです。

「使うジンはビーフィーターね。」って。

ところが最近は、なんとゴードンをつかっているんですねー、ロングバーでは。NBAオフィシャルや福西先生のレシピをフォローしている日本人バーテンダーにとっては、けっこう衝撃の事実だと思うんですけど、どうでしょう?

サヴォイ・カクテルブックに出ているグローバルスタンダードのほうのレシピならまだしも、本家のラッフルズスリングはビーフィーター以外許されない!

実は、現在うちのバーには、元ラッフルズホテルのバーテンダー、ローガン君がいるんです。ラッフルズホテルはシンガポールスリングのレシピを時代とともに少しづつ変えている、という話を以前から聞いていたので、彼に聞いてみたんですよ。

Ruffles Hotel Singapore Sling、現行レシピ;
30ml Gin ( Gordon's)
15ml Cointreau
15ml Peter Heering
7.5ml Benedictin DOM
10ml Lime Juice (Sunfresh Lime Juice 50%, Water 50%)
120ml Pineapple Juice (Sunfresh)
A dash Angostura Bitters



注目すべきは、もちろんジンがゴードンというところ。それに加えライムジュース。サワーミックス的なライムジュースだと思うんですけど、そのままだと酸っぱすぎるというので、水と半々に割ったものを使っています。そして、甘過ぎるというクレームが多いらしく、グレナデンシロップは入っていません。



観光客が撮ったであろうデモンストレーションの動画。ローガンだし。確かにゴードン使ってますね。グレナデンシロップも入れてません。



もちろん通常はこのように一杯づつは作りません。なにせ一日に千杯出るというカクテル。こんなんしてたら間に合わないわけです。どのように作るかというと、、、

カウンターの下に二つのタンクがあります。生ビールの樽を想像していただくとわかりやすいと思います。

ひとつにはジュース類、もうひとつにはアルコール類が入っています。ジュースタンクには、サンライズ社のサワーミックス(ライムジュース)を水で半分に薄めたもの、同じくサンライズ社のパインナップルジュース。アルコールタンクには、それ以外のアルコール材料全て。それぞれがレシピ通りの分量でタンク内に収まっています。

この樽はラッフルズホテル用に業者が作っており、ホテル側は業者にこのプレミックス樽を毎日発注する形になります。

そして、この二つのタンクから出ているホースはカウンター真下でひとつになり、ガスの力でサーバーから適度な割合で調合され出てきます。つまり、生ビールよろしくコックをひねればそこからシンガポールスリングが出てくるわけです。

それからボストンシェーカーのメタルカップにシンガポールスリングをなみなみ注ぎます。それを氷の入ったスリンググラスへ注ぎ分けます。ここがポイント!全部をグラスへは注がず、少しカップの中にシンガポールスリングを残します。さらに、この際グラスへは七分目までしか注ぎません。

材料の残ったメタルカップをスピンドルミキサーにかけます。パインジュースが入っているのでこんもり泡立ちます。これを先ほどの七分目まで注いだスリンググラスへオントップ。デコレーション(パイン、チェリー)を飾って完成。

一杯$26。税金、サービス料込みで約$30。日本円で約2,200円。一日千杯で約220万円の売り上げ。シンガポールスリングだけでですよ。月に6600万円!F-1などの月には、一億円以上売り上げるらしいです。

おそるべしシンガポールスリング!

話を戻しますと、なぜ現行レシピはビーフィーターでなく、ゴードンか?というとこでですが、ただ単にコストの問題と思われます。さすがにこれだけ出れるカクテルですから、ちりも積もればじゃないですけど、かなりコストに影響ありますもんね。

ただ、そのカクテルの後ろにあるドラマを重んじる日本人バーテンダーとしては、少し複雑な気持ちになるわけです、、、。
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