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伊達家御用蔵 勝山十二代目蔵元 伊澤治平氏が来星されました。テイスティング会、そしてバーのほうでも少しお話ささていただきました。



自分の日本酒に対する考えが10年古いのか?伊澤さんが10年先を行っているのか?ってくらい、めちゃめちゃオープンマインドな方なんですよ、伊澤さんは。さすが、世界を相手に戦って来た人です。オーラが違います。

実は、うちのバーでも今年に入って日本酒カクテルを提供しているのですが、自分はもともとコテコテの洋酒っ子なんで、日本酒カクテルなんて反対だったんです。

そもそも日本酒はそのまま飲むもの。カクテルにするなんて蔵元の人に失礼!って思ってたんですよ。

でも、お客さんからの要望が多いということで日本酒カクテルをオンメニューすることになったんです。そこでまずやったのが、既存のカクテルの洗い直し。サケティー二、サムライロックなど。ハッキリいって美味しくもなんともないし、カクテルの完成度もバリ低。ということで、うちのバーでは、全て組み立てなおし、なんとかいい感じのものが出来たので、現在は3つの日本酒カクテルをオンメニューしています。



それにしても、正直蔵元の方を目の前に、日本酒カクテルあります!とは言いづらいわけですよ。「コラ!うちの酒に何してくれてんねん!」なんて思われるかもしれないじゃないですか。

ところが、伊澤さんは全くの正反対。日本酒カクテル?ガンガン行きましょうよ!的なノリなわけです。

曰く、「日本酒にタブーなし!自由に楽しむ!」



実際には著書、「フレンチ!イタリアン!中華! あらゆる料理に日本酒を! モダン酒道」を読んでいただけるとわかるのですが、今までの自分の、というか、まだ多くの日本人が思っている日本酒の概念をぶち壊してくれます。

その日本酒の提供の仕方は、遊び心満載、しかもどれも「粋」。


“イベリコ 酒 しゃぶしゃぶ”


カクテルの話に戻りますが、多くのバーテンダーが日本酒カクテルでイメージする日本酒っていわゆる「日本酒」ですよね。大吟醸、純米、フルボディ、ライトボディなど、明確に日本酒を使い分けているバーテンダーってどれくらいいるんでしょうか?マティーニのベースのジンについては激論を交わしたりするのに。

伊澤さんがおっしゃるには、既存の日本酒カクテルについては、だいぶ前につくられたレシピなわけで、アルコール添加された本醸造酒を美味しく飲むためのものであり、現在の洗練された日本酒をそれに当てはめても、決して美味しくはならない。

日本酒のカテゴリーについても、大吟醸、純米、純米吟醸といったわけ方は、もしかするち、もはやあまり意味が無いのではないか(あくまで消費者の方に対して)?それよりも、ワインよろしく、フルボディ、ライトボディといったカテゴライズのほうがわかりやすく重要なのではないか?

確かに提供側の知識としては当然知っておくべき情報ですが、飲み手の方達にとって重要なのはテイストなわけで、まして外国人の方達にはなおさらなわけです。



こんな感じで日本酒とカクテルについていろいろとお話を聞いたわけですが、ほんと目からウロコ。

バーテンダー対象の日本酒セミナーは何度か参加させてもっらていますが、今回のマスタークラス+バーでの伊澤さんからの直接のご教授は、いままでのセミナーとは異次元。

日本の伝統や日本人の誇り、そういったものを守ろうとする人はたくさんいますが、それを守りつつ世界相手に発信、啓蒙している人はあまりいないような気がします。

酒道を通してそれを実践している姿は、まさに侍。天晴れです。



※伊澤さん、今回のマスタークラス オーガナイザーのデリックさん、ありがとうございました。
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